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(1)阪本昌成「プライバシーへの省察」政経論叢第26巻第2号31-38頁。
(2)周知のごとく、ブランダイスは1916年ウッドロ−・ウィルソン大統領によって任命され、1939年に退官したアメリカ合衆国最高裁判所裁判官である。1908年、女性労働者の一日の最長労働時間を10時間に制限するオレゴン州法の合憲性が争われたミュラー事件(Muller v.Oregon,208 U.S.412,28 S.Ct.324 (1908).)において、社会的背景を重要視して作成した準備書面は、ブランダイス・ブリ−フ(Brandeis brief)として有名である。
(3)William L.Prosser, Privacy,48 CAL. L. REV. 383 (1960).
(4)S.D.Warren & L.D.Brandeis,The Right to Privacy ,4 HARV.L.REV.195 (1890).外間寛訳「プライバシーの権利」伊藤正巳・戒能通孝編『プライヴァシー研究』日本評論社(1962)。尚、本稿の訳は、外間訳とは必ずしも一致しない。
(5)Prosser, supra note 3, at 384.
(6)Warren & L.D.Brandeis,supra note 4,at 195.外間寛・前掲論文7頁。また、小堀憲助「アメリカ法におけるプライバシ−の保護」法律のひろば第14巻第5号21頁参照。
(7)RICHARD A. EPSTEIN,CHARLES O. GREGORY & HARRY KALVEN JR.,CASES AND MATERIALS ON TORTS 1231 (4th. Ed. 1984).
(8)Prosser,supra note 3, at 385.
(9)P.ALLAN DIONISOPOULOS & CRAIG R.DUCAT, THE RIGHT TO PRIVACY, 25 (1976).
(10)Id.
(11)See, infra note 24.
(12)Denis O'Brien,The Right of Privacy,12 COLUM. L. REV. 437(1902).
(13)現在のNew York Civil Rights Law §50[Right of Privacy] §51[Action for Injunction and for Damages]
(14)RICHARD A. EPSTEIN,CHARLES O. GREGORY & HARRY KALVEN JR., supra note 9, at 1236.
(15)Id., at 1237.
(16)Prosser, supra note 3, at 385-386.
(17)Id., at 389.
(18)尚、プロッサ−の四類型、(INTRUSION),(PUBLIC DISCLOSURE OF PRIVATE FACTS),(FALSE LIGHT IN THE PUBLIC EYE),(APPROPRIATION),の訳語については、伊藤正己教授による訳語、(私生活への侵入)、(私事の公開)、(誤認を生ずる表現)、(私事の営利的使用)、を使用するものとする。
(19)Prosser,supra note 3, at 389-392.
(20)プロッサー教授の論文中では様々な例が紹介されているが、それらは事件の概要や、判決の要旨を具体例として簡潔に紹介したものである。
(21)De May v.Roberts,46 Mich.160,9 N.W.146(1881).
(22)伊藤正己『プライバシ−の権利』86−87頁。
(23)Prosser,supra note 3, at 392-398.
(24)伊藤正巳・戒能通孝編『プライヴァシー研究』日本評論社(1962)227頁。
(25)伊藤正巳・戒能通孝・前掲書226頁。
(26)Prosser, supra note 3, at 398-401.
(27)Lord Byron v.Johnston,2 Mer.29,35 Eng.Rep.851(1816).
(28)Prosser,supra note 3, at 401-407
(29)Pollard v.Photographic Co.,40 Ch.D.345 (1888).
(30)Toscani v.Hersey,271 App.Div.445,65 N.Y.S.2d 814 (1946).
(31)プロッサーの四類型における矛盾に関しては、阪本昌成「プライバシーへの省察」政経論叢第26巻第2号17頁において、阪本教授はプロッサーの自己矛盾について指摘し、「四つの不法行為の成立要件、救済法法、抗弁を分析するならば、そこに統一的原理を欠いている。」と四類型に対して疑問を投げかけている。